自己顕示欲発散マシーン

タイトルで全てが解る

ネットリテラシーはそう簡単に身につかない、というお話。

 どうも。いきなりどうでもいいですけど、IDと名前(Twitterアカウントのユーザーネーム)が違うのややこしすぎるから今度から自分のことあしゅ(Ash)って言うことにしました。はい。

 

 今日はネットリテラシーについて考えました。ネタがないからひねり出すしかないんです。

 さて本題。およそ2000年台初頭から中盤にかけて、急速にインターネットは普及し始めました。一番本格的になったのはガラケーが発展した2000年台後半かな? まあそこら辺はどうでもよくて、その頃からインターネットリテラシーなるものが謳われ始めました。ぼくは当時小学生~中学生だったのですが、学校でインターネットの危険性についての講演会みたいなのを体育館で幾度となく聞かされた記憶があります。で、今では当たり前のように使われているその言葉ですが、じゃあ「インターネットリテラシー」って何ぞや? っていうお話です。

 

 まずはリテラシー(literacy)の意味。これ、ぼくが持ってる英和辞典ではまず「読解や記述をする能力」と出てきます。で、その次に「ある表現を適切に理解、及び解釈、整理する能力」みたいな感じの意味が出てくるんです。多分ネットリテラシーでは後者が使用されているのでしょう。つまり凄く端的に言うとインターネットリテラシーとは「インターネットを正しい形で利用する能力」である……そんな解釈が無難なところです。

 

 じゃあそのリテラシーが足りないとどうなるのか? これはまあよく聞くんじゃないかなあと思います。以下テキトーに有名所を箇条書き。

  ・出会い系サイトの被害に遭う

  ・ネットゲーム依存

  ・ワンクリック詐欺等の被害

  ・著作権や肖像権の侵害(加害者にもなりうる)

  ・個人情報の流出

  ・ネットで知り合った人と会ってトラブル     etc...

 あとは「Wikipedia丸写しレポート」とかもよく聞きます。因みにぼくが通ってる大学でそれやったら問答無用で落単です。残念でもないし当然といえる。

 とまあ、これが大体2010年頃までよく聞いた話で。そんで今の環境で最もよく言われるのが「SNS上でのトラブル」です。これ、めっちゃよく聞きます。

 TwitterInstagram、LINE、Facebook……SNSやSMSが凄い勢いで普及し、多くの若年層がスマートフォンを持つようになった現代において、これはとても大きな問題と言えるでしょう。Twitterが年齢制限をつけたのも当然ですね。全国の人と気軽にコミュニケーションが取れるのは非常に大きな利点ですけど、それはつまり会話等においてのトラブルも現実のみならずインターネットでも簡単に起きるようになったという事でもあります。出会い目的でSNSを使う人間も当然います。Twitterの出会い厨とかが裏垢のリプライ欄に大量発生している光景は、まるで誘蛾灯に群がる羽虫のようにぼくには見えました。でも、実はそうやってアイドルとか病み垢とかに変なリプライ送ったり女性にDMで性器の画像送りつけたりするのって、中年層(30代~50代)が多いような印象を受けたんですよね。それを踏まえると、真にネットリテラシーを学ぶべきなのって、子供じゃなくってそこらへんの大人なのでは? そう思わずにはいられません。

 

 しかし、「じゃあ若い層悪くなくね?」とはならない。中年層が多いと感じたのだって、それはぼくの主観でしかないですし、20代でもああいうことしてるやつ多いと思います。それに、TwitterのTLを見てみると、つい最近野沢雅子さんのなりすましアカウントが騒がれたときも、大体高校生~大学生辺りだと思われるアニメアイコンが主体となって騒がれていた気がします(これも主観)。あとsyamu_game代理人の時も。あんなんフツー疑うでしょ……。

 

 さて、上述したような光景を見てきて感じたのは、自分にとって都合のいい、若しくは関心が惹かれるような情報って、彼らにとっては凄く疑いにくいのかもなあ、ということ。

 怪しい情報や、レポートに関する情報は裏を取ろうとしたり疑ったりするのに、ああいう情報は疑わない。バズツイにすぐ「嘘松」と送りつけまくるユーザーがJINとかはちまとかRTしてた時には「あ、そっちは嘘だと思わないんだ」と素直に感心しました。あれ、フェイクニュースも何のその、バズったら即記事書いてPV稼ぎを狙うようなクソサイトなのにね(個人の感想です)。

 

 とまあ、長話もこれくらいにしてサブタイの結論に入ります。以上のことから、真にネットリテラシーを身につけるって、実は結構難しいことなのではないでしょうか、そうぼくは思いました。ぼく自身、ネットリテラシーが完全に身についているかと聞かれると「うーん……」ってなります。ぶっちゃけ自信ないです。でも、ぼくは基本的に出処がハッキリしている情報(訃報とか)以外は疑ってかかってます。全然信じてません。これはイキってるとかそんなんじゃなく、信じた結果騙される、という事にひどい恐怖を覚える性格であるということや、誤った情報を拡散したくないというのが理由です。

 

 では、果たしてそんな嘘や悪質な詐欺が横行するインターネットとは果たして悪なのでしょうか。

 上のような”インターネットは悪である”という、大体今の50代60代に多い(偏見)意見ですが、ぼくはこれは違うと思います。大体ですね、「すぐに情報を信じない」、「それが正しい情報であるかキチンと考える」なんていうのはネットリテラシー以前の、常識の問題なんですよ。新聞やテレビのようなマスメディア、あるいは自己啓発本とかでも一緒。ネットだけの話じゃないとぼくは思うのです。それなのにインターネットの時だけやたら騒ぎ立てるのがあまり理解出来ない。包丁を使用した刺殺事件だって悪いのは包丁ではなく人間であるように、インターネットにおける事件やトラブルも悪いのはどこまでも”人間”なのです。毒と薬は紙一重、ある人にとっては知りたい情報が得られたという薬かもしれませんがある人にとっては詐欺の被害に遭ったという毒となる。要は使い方次第なんですよね。

 まあ、インターネットは他のメディアに比べてガセが多いというのは否定しませんけど。多くの場合、インターネット上での情報発信者は匿名で、その匿名には専門家もいれば知ったかぶりもいるので、どの情報が正しいのかは他のメディア以上に慎重に判断する必要があるとは思います。

 

 なので、教師や親の方々はこれから、基本的には全ての情報を疑って信頼できると確信出来た情報だけを信用することを教えるといいと思います。ギスギスとか知るもんか。自己防衛ですよ自己防衛。性悪説バンザイ。

 

 つーかなんでこんなえらっそうに語ってるんだろうね? ぼくネット使い始めてまだ10年~13年ちょっとしか経ってないんですけど。Flashの時代だよ、「赤い部屋」がすげー流行った頃だよ。真面目もへったくれもないテキトーな事書き綴るつもりだったのに結局2000字超えるし。あほくさ。

 

 次はもっと簡単な話題を探します。そんじゃ、また。